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時と光と風の中で

第6章 恋の策謀事件(上)


翌日の朝食の時、アフロディティーはこのことを男子達にも話した。
「なるほどね。」
ケンタウロスが話を聞いて頷いた。
「それじゃあ昨日の夕食にみんなが何をしていたか探ればいいんじゃないかな?」
マールスがみんなに聞いた。
「なるほど。」
みんなが頷いてそう話しているとワル3人がケンタウロス達の前を通りかかった。
「まさかお前ら!?」
ケンタウロスが後ずさりしてワルに言った。
「はっ?何のことだ?」
「お前らだな。アフロディティーのサンダルを盗んだのか?」
ユニがワルに蹴りを入れようとしたがワル3人が首を横に振った。
「勘違いもいいかげんにしろよ。いくら俺らでも女子寮は入らないぞ。」
サタンがユニを睨んだ。
「疑ってごめん、違うんだったらいんだ。」
ケンタウロスがその場を沈めてくれたので喧嘩にはならなかったのだ。
「でも怖いよな。手紙まで入ってたんだって?」
ディオが身震いする。
「本当に嫌になっちゃうわ。」
そんなアフロディティーは呆れ顔だった。
しかしこれは悪夢の始まりに過ぎなかったのだ。
それからみんなはそれぞれ席について食事をし始めた。
「あとは放課後に話しましょう。」
ウンディーネの言葉にみんなが頷きサンダルの件は一旦話すのをやめた。
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