第2章 やっぱり…
<藤ヶ谷side>
藤ヶ谷:「お前…いい加減にしろよ…」
の事だって気付いてるハズなのに言われた言葉に苛立って、思わず声が下がった。
の肩を掴んだ俺は
藤ヶ谷:「ふざけんなよ!お前だよ!ずっと!あの時から!お前が好きだ!」
目の前のは、小さく笑いながら涙を流してる。
藤ヶ谷:「…泣くなよ…」
:「…ごめん…ありがとう…」
を抱き締めると、静かに俺の背中に腕を回してきた。
藤ヶ谷:「もう、逃げんな…誰からも笑われたりしない…何もされないよ…俺が守るから…」
:「…うん…」
藤ヶ谷:「お前がどんな姿でも格好でも、俺はお前が好きだ…妊娠してまた太っても、シミがたくさん出ても、婆ちゃんになってしわしわになっても…」
俺の言葉に、フッと笑いながら顔をあげたが、
:「そんな先まで?」
嬉しそうに顔を赤くしてる。
藤ヶ谷:「うん。ちゃんとしたやつはまた言うから、楽しみにしてて…」
を腕に閉じ込めたままそう言って、
藤ヶ谷:「とりあえず、この片想いを終わらせてくれる?……好きだ…」
俺を見上げるの顎を支えて、深く優しいキスをした。