第8章 イケナイコト @ 黒尾鉄朗×α
「おい黒尾…って、いないのか?」
「遙さんに会いに行くって言ってましたよね…」
「ったく…ほんとどーしようもねぇな。」
「まぁ仕方ないですよ!」
夜久とリエーフの声がする。
そんな危機的状況の中で、黒尾は肌蹴た胸に顔を埋めて息を潜めている。
鼻息が当たり、とてもくすぐったい。
思わず声が出そうになる。
「しゃーねぇな、先にやってるか。お前今日レシーブ練三倍な。」
「えぇっ!?夜久さんそれはないですよ…」
「黒尾が見つからないからイライラするんだ。」
「理不尽(´;ω;`)」
そう言いながら二人は保健室を後にする。
「やーっと行ったか…じゃあまぁ、ゴムないけどヤるか。」
黒尾は遙の上に馬乗りになって、不敵な笑みで遙を見下ろした。
『…中に出さないでね。』
「おや?乗り気じゃないですか?」
『うるさいよ…』