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ワタシは、アナタは。▶︎ HQ×Ω

第2章 守らせてよ @ 及川徹×α




『篠田 遙です。中学ではセッターをやっていました。よろしくお願いします。』


なんということだろう、女子でバレー部に入ったのが遙1人だったとは。


先輩たちはみんなそこそこ顔面偏差値が高く、遙は少し場違い感を感じていた。

そこへ、及川がちょっかいをかけに来る。


「先輩方こんにちは〜。あれ、今年女バレ入部1人なんですか?」
「及川ウザい散れ。」
「先輩!?」


及川という人物は、遙からしてみればちゃらんぽらんで遊んでそうな人に見えた。


及川は背の少し小さな遙の顔を覗き込んで、ふーんと意味ありげな笑みを浮かべた。


「…ポジションは?」

『せ、セッター…です…』

「わあ☆及川さんと一緒じゃん!えー!俺この子に興味湧いてきちゃった!」

「及川まじでウザい。」

「可愛い後輩に手出すなよクソ川。」

「今なら何言われても傷つきませーん!こーんな可愛い子見つけちゃったんだもーん!」


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