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ワタシは、アナタは。▶︎ HQ×Ω

第2章 守らせてよ @ 及川徹×α




部活も引退して、受験が終わって、春から遙は高校生になった。


青葉城西高校の制服に身を包み、桜の前で雅と写真を撮る。


すると、女子の人だかりを見つけた。


『すごい人…』

「あれ!真ん中にいるの北川第一中の及川さんじゃない!?」


雅はそう言って目を輝かせる。

確かに背が高くて顔も美形だ。

ただ遙には、そこまで興味が湧かなかった。


『雅…もう行こう?』

「どうしたの雅…あぁそっか、雅人混み苦手だもんね。行こうか。」


雅は少し残念そうにしていたが、人だかりを避けるようにしてその場を去った。

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