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ワタシは、アナタは。▶︎ HQ×Ω

第2章 守らせてよ @ 及川徹×α




中学時代はバレー部に入って、勉強も部活も何事もなく頑張った。


検査の結果が出た後病院で再検査を重ねたが、何度繰り返しても結果は不明のままだった。

だから定期的に病院に通わなければならなかった。


「ねぇ!あそこで戦ってるの北川第一中だよね!」


公式戦の時に男子の試合を観ていた雅がいきなり呟いた。

知っている人なんて誰もいないけど、なんとなく見入ってしまった。


「あのセッターの人!北川の子に聞いたんだけどすごいイケメンなんだって!」

『ふーん…』


その当時視力があまりよくなかった遙は、雅が言っていたことなどまるで気に留めていなかった。

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