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ワタシは、アナタは。▶︎ HQ×Ω

第6章 お前を守るのは(前編) @ 国見英×β





気づくと空は少し赤みを帯びていて、シャツだけの遙にとっては少し肌寒い気温になっていた。


くしゃみで察したのか、国見は自分が来ていたブレザーを遙の肩にかける。



『英…悪いよ。』


「風邪引いたら困るでしょ?」


『…ありがとう。』



国見はいつも遙を気にかけている。


部活中もこまめに連絡をチェックして、LINEが来たりすると少し喜んだり。



だが、想いを伝えるなんてことはしない。




誰かが遙の番になった時に、自分の存在は邪魔になるから。




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