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ワタシは、アナタは。▶︎ HQ×Ω

第6章 お前を守るのは(前編) @ 国見英×β





『…英…?』


「遙、どうしたの?誰そいつ。」


『助けて英…!』



男性は脂ぎった顔に嫌な汗を流す。




「…手を離してもらえますか?」



国見の鋭い視線が男性を睨みつける。



男性は開き直ったのか、荒々しく遙の腕を掴み直した。



「お前に関係ないだろ!?どうせお前βなんだろ!?大人しく大人の言うことには従えよ?な?」



「女子高生を道端で襲う大人がいい大人とは思えないんだけど?それにこいつ彼女なんで。」



普段はあまり感じないが、男性と並ぶと国見の背の高さがよくわかる。



呆気にとられた男性の腕を振りほどいて、国見と遙は近くの公園に逃げた。



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