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ワタシは、アナタは。▶︎ HQ×Ω

第3章 身代わり @ 岩泉一×β





「あれっ…先生いねーのか。」



聞き覚えのある声がする。



確か同じ学年。


名前はわからないが、バレー部の人。



遙は身体の熱を襲いきれず、スカートの中の手を止めることもできなかった。



『…んぁ…っ…』



小さく漏れた声に、男子は反応した。



「だ、誰かいんのか?」


シャッとカーテンを開けられると、短髪の男子が驚いた表情で遙を見下していた。



「えっ…篠田…?何してんの…」


『いっ…岩泉くん…』



岩泉と遙は少し喋った程度の仲だった。


岩泉は遙を見て顔をそらし、口元を押さえて赤くなった。



「わり…湿布貰ったらすぐ出てく…」



『あっ…やっ…待って。』



自然と声が出た。


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