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ワタシは、アナタは。▶︎ HQ×Ω
第2章 守らせてよ @ 及川徹×α
ゆっくり開いたドアの先に立っていたのは、及川だった。
「何してるの?遙ちゃん。」
『…部室の、掃除です。』
「そんな警戒心剥き出しにしないでよ〜。」
そう言いながら及川は笑顔で部室に入ってくる。
ドアの鍵が締められた。
『…部室、締めたいんですが。』
「締めたよ?」
『鍵を返しに行きたいんですが。何のつもりですか。』
遙のイライラはピークに達していた。
どこまで能天気なのだこの男は。
「…俺に守らせてよ。」
『…はい?』
「番にならせてよ。」
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