第2章 守らせてよ @ 及川徹×α

それから３ヶ月に１度のペースで発情期が来て、高校２年生になった。


３年生の先輩が引退して、新しい３年生の先輩と、新しく入った後輩と練習を始める。


セッターのポジションにも慣れてきて、全てが順調だった。


男バレは及川が主将になって、今年は宮城県予選も突破できるのではないかと期待が高まっていた。


そんな中、部室の鍵の当番を任された遙は、1人部室を軽く掃除していた。


1人の時に限って、神様は意地悪になる。