[鬼灯の冷徹]鬼神の嫁の心得[パラレル→原作沿い]
第6章 この線路は続くのか:第四期
私はそんな鬼灯の背中をさすってやる。
「よしよし」
「私は珀訪を殺すことは出来ません」
「あんなに情熱的に迫ってきたのに?」
「あれは、現実(リアル)ではありませんから」
「あはは、そっか」
私にとってはどこも全て現実なので、少し、不服ではある。
その後、私は能力を取り戻したが、鬼灯の嫁として未だに一緒に暮らしている。
鬼灯の情緒不安定が制限できなくなったのは、結局のところ、禁術による副作用で己を見失っていたからであろう。と、当事者の3名は判断した。
禁術は理由があって禁術となり経たのであり、先を望む者は手を出すべきではなかった。
解除した今では、閻魔殿の2大柱として補佐官業務をお互いに協力してこなしている。
相変わらず白澤は女たらしで、鬼灯はそんな白澤を嫌っており、喧嘩の耐えない毎日である。
私はと言うと…