第13章 無防備に寝てはいけないよ?
ーーー幸村の部屋
『ん……ん?』
カーテンから差し込める日差しに目を覚ます。
幸村「おはよう、名前」
優しく髪を撫でる。
『え?なんで魔王…じゃなくて幸村さんが?』
幸村「何か聞こえたけど(黒笑)」
『気のせいでしょう(柳生のモノマネ)』
幸村「似てないよ(真顔)」
『ところで?なんで?私は?幸村さんの?部屋に?』
幸村「疑問符多過ぎだよ。昨日食堂で僕にしがみつきながら名前が寝ちゃったから、しかたなく俺の部屋に連れてきてあげたんだよ」
『え、一緒に寝たの?』
幸村「ベッド一つしかないからね?(くす)」
『そうだったのかー…だから暖かったんだ!』
幸村「暖かい?」
『うん!ふわっとしたぬくもりが!』
幸村「そう?なら毎日でも歓迎だよ?」
『まじでか!!じゃあまた一緒に寝ようね!』
幸村「僕の理性が持たなくなったら…保証はしないけどね?」
『りせい?なにそれ』
幸村「名前は知らなくていいよ。じゃあ食堂に行こうか?朝食食べないと持たないからね」
『あ、うん!お腹すいたーはらへりはらへり』
呑気に幸村と一緒に食堂に向かう。
着替えることも忘れて