第1章 今日から合宿に行ってきます。
私、苗字名前です!
今年の春から氷帝学園の1年生として無事に入学を果たして、テニス部という部活のマネージャーとして頑張ってます!
まだ入ったばかりでわからないことだらけなのに…
いきなり長期合宿ってどうゆうこと!?
聞いてないよーそんなのー。
さすがやる事が違います。跡部部長。
それと、氷帝以外にも他校が集まるとか…
氷帝はちょっと変な人が多いから、他校の人は優しくて甘やかしてくれるようか人だったらいいなぁ。
『……すぅ……すぅ…zzzz』
昨日は合宿という事もあり、あんまりよく眠れなかった。
だからバスの中で爆睡してしまっていた。
忍足「可愛ええ寝顔やな…なんや食べたくなるわ」
向日「可愛いのはわかっけど、起こさなくていいのか?」
忍足「ええやん。まだ着かへんし」
ジロー「名前ー。寝顔可愛いC〜(むぎゅう)」
『ん、んぅ…?あれ、いつの間にか寝てた』
ジローにいきなり抱きつかれて目を覚ます。
まだ眠たいのか名前は目をゴシゴシとこする。
忍足「アホや……ほんまにアホやで…」
ジローが抱きついてしまった事で目を覚ましてしまった名前にショックを受けている忍足は1つ溜息を吐く。
『あ、忍足先輩おはようございます〜(にへ)』
忍足「…おはようさん」
なんやねん。名前寝起き可愛すぎやろ…
いや、起きててもごっつう可愛ええけどな。
ジロー「あ、起きちゃったの〜?もう少し寝顔見てたかったのになぁ」
『だってジロー先輩がいきなり抱き着くから目覚めちゃいましたもん』
ジロー「そっかぁ…でも可愛かったから、ついね?」
『えー、ジロー先輩が可愛いです!』
そうだ。
ジロー先輩は私より2歳も先輩なのに小柄で可愛らしい。
まるで子犬のように思ってしまう…!
向日「なぁなぁ、今日って合同合宿だよな?マネージャーの名前なら何処の学校が集まるのか知ってんじゃねぇのか?」
忍足「せやな、昨日跡部から聞いたんやろ?」
『あ、はい…聞いたには聞きました!』
向日「それで!?何処の学校なんだよ?教えろよ」
『えーっと…………氷帝?』
忍足「…それは知っとるわ」
向日「もしかして跡部の話聞いてなかったのか…?」