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百花蜜

第1章 やっと届いた。[黒バス・青峰]




放課後
いつも向かいに来てくれる
さつきちゃんが
来なかったので
私は探すことにした。


さつきちゃんの教室。
職員室。
保健室。


思いあたる所は
行ったが、
さつきちゃんは見つからなかった。


でも、
本当はもう一つ
思い当たるところがある。


それは
屋上だ・・・。


青峰くんがよくいる場所。



「行ってみるか。」



屋上へ上がる階段を上る。


そして
少し扉を開けた時
私の手は止まった。



「本当なの?」



聞こえてきたのは
さつきちゃんの声。


側には青峰くんの
姿が見える。


私の鼓動が早まる。


ここに居たくない。
このさきの話しを聞くのが
怖い。


でも
私の足は
接着剤でくっついたように
動かなかった・・・。


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