第5章 一緒?[黒バス・赤司]
涙が頬を流れた。
それでも私は必死に走った・・・。
「さくら!!」
その時だった。
征ちゃんの声が聞こえたと
おもったら
腕を誰かに掴まれた。
振り返ってみると
そこには息をきらした
征ちゃんの姿があった。
「征ちゃん・・・。
どうしてここに・・・。」
「ほっとおけるはずがないだろ。」
「私は、
だっ大丈夫だよ。
だからさっきの子の所に戻って。」
私は必死に笑った。
でもなかなかうまく笑えず、
涙は流れ続ける。
「行く必要はない。
断った。」
「・・・え?
なんで・・・?」