第4章 いつもの場所。[黒バス・伊月]
少し
緊張しながら
私はいつもの場所・・・。
中庭の大きな木の下。
先輩に
会うときはいつもこの場所。
大きな木が日陰を
作ってくれるのでとても涼しい。
「あっ!
遅れてすみません!!」
「大丈夫だよ。
今来たところだから気にしなくていいよ。」
ーーーーーー
私たちは
お昼を食べ終わり
とうとう渡す時が来た。
先輩は
ご飯を食べながら、
「今日の卵焼きの焼き加減最高!!」
など
ダジャレを言う。
それを聞きながら
お昼を食べるのは少し習慣に
なっていた。
「先輩。
・・・これ今日授業で作ったんですが・・・
もしよければ
食べて下さい!!」
「・・・さくらが作ったの?」
「はい。
下手ですが・・・。」
「ありがと。
すっごく嬉しいよ!!」