第2章 ひまわりみたいな彼。[黒バス・黄瀬]
まぁ。
真由はめんどくさがりなので、
帰るのは予想してた。
「さて、
後はクラスのごみ捨てだけか。」
掃除も終わり、
日直の仕事である
ごみ捨てをしようと
した時だった。
「わっ!
すごい量っスね!!」
ごみを持とうと
屈んでいた私の
頭の上から
声がした。
頭をあげてみると
そこには
黄色い髪で
片耳にピアスをしている
男がいた。
「え?
黄瀬くん?」
「大丈夫っスか?
手伝うっス!」
「大丈夫だよ。
ありがと。」
私は
「大丈夫」と言って
微笑んだ。
(黄瀬くんと一緒にいたら
ファンの子達に何言われるか・・・。)
考えるだけでも
ゾッとする。