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第17章 chapter2 ⑥ ビーチハウスと金属バット


〈…ピンポーン〉
………ん?。
〈ピンポーン〉
……あ、コテージのチャイムか。
『はーい、ちょっと待ってね。』
時計に目を向けると、いつもより1時間早く起きていることに気が付いた。
……9時か。
起きたばかりの私は、寝癖の付いてしまった髪を軽く手櫛でときながらドアを開ける。
「ごきげんよう、希灯さん」
ドアの前には晴れやかな表情のソニアさんが立っていた。
『ソニアさん、おはよう。』
「希灯さん、本日の午後はお暇ですか?」
『んー?。何かするの?。』
すると、ソニアさんは硝子玉みたいに綺麗な目を更に輝かせて言った。
「実は今日、女子の皆さんのみで海水浴をしようと考えているのですが一緒にどうですか?」
あぁ、そっか。海水浴があったの忘れてた。
確か以前はダイナーに到着してすぐに「死体発見アナウンス」が流れたんだよなぁ………。
『……ごめんね。私、今日は外せない用事があるんだ。だから行けないや。』
「まぁ、そうでしたか。いやはや……欠席が3人とは予想外です」
しょんぼりと、ソニアさんは小さく肩を落とす。
『……他の2人は誰?。』
「小泉さんと西園寺さんですよ」
『そうなんだ……。誘ってくれてありがとね、今度機会があったら絶対行くよ。』
「えぇ、絶対ですよ!」
嬉しそうに微笑むと、ソニアさんは「ではまた」と残して自分のコテージへと帰っていった。
『……さて、もうひと眠りするかな。』
そう呟いて、ベッドに寝転がる。
『…………。』
いやいやいや、眠ってる場合じゃないぞ。
今日何の日だよ。2回目の殺し合いの日じゃんか。
まだどうやって解決させるかも決めてないのに危うく二度寝を決めこむところだった。
そう思って私は立ち上がり、引き出しから1冊のノートを取り出した。
この前から書き続けてるノート。
以前の時のことも書いてるから、これが今回の計画に少しは役立ってくれると思う。
言わば「モノクマファイル」みたいなもの。まぁ、かなりアバウトだけどね……。
でも、この中には計5回にわたるコロシアイのことをよく思い出しながら記したから大体のことは分かるはず。
そう考えて、真昼ちゃんとペコちゃんの時のことを書いたページを開いた。




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