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第16章 chapter2 ⑤ トワイライト・シンドローム
〈……―――えまーじぇんしー、えまーじぇんしー! オマエラ生徒諸君は、至急、ジャバウォック公園にお集まりくださーい! ほら、急げっ! いち早く来た生徒には、明日の晩に特製カレーライスを振る舞っちゃうよ! やれ急げっ!〉
モノクマアナウンス……そうだ、2つ目の動機の………。
『……ふわぁ…………。』
ノート、あんまり進んでないや。
途中で眠っちゃったな……。
まぁ、いいや。後でまた書こう。
すっかり日が暮れて薄暗くなったジャバウォック公園に着いた。
「はーい、今回も希灯サンがビリねー! 相変わらず遅いなぁ、引きこもってるヒマがあるなら外に出て体力でも付けたらどう?」
モノクマがからかうように笑いながら到着したばかりの私に言った。
『ごめんね、お待たせ。でもモノクマ特製カレーは確実に食べさせられずに済んだから好都合だよ。』
「失礼なッ、このボクの特製カレーを侮辱するならキミもカレーの具にしちゃうぞ……!」
ショックを受けたモノクマを横目に広場の様子を確認する。
モノクマの背後に建つ黒いオブジェの側に、不自然にゲームの筐体が1台だけ置いてあった。
アレだ。今回の動機。
「あ、希灯サンも気付いたね……ていうか気付かない奴はただの盲ろくか相当なマヌケだけだと思うんだよね」
私の視線の先を理解したモノクマが笑う。
「うぷぷ……全員集まったことだし始めましょうかね、お楽しみのレクリエーションタイムを………」
「まさか、俺達にゲームで遊べと……?」
何だか複雑な表情をした日向くん。
でもそれとは正反対なほど輝かしい興奮顔の千秋ちゃんが日向くんを押しのけるように身を乗り出した。
「ねぇ、ソフトは? ソフトのラインナップは?」
するとモノクマは畏まって言う。
「用意したソフトは1本だけですが……珠玉の1本でございますよ。だって、このボクが自ら製作したゲームですからね!」
自信たっぷりに腰に手を当てて胸を張るモノクマ。
「……は? お前が?」
「それでは……期待できそうにありませんね」
誰1人楽しみといった顔はしてない。
まぁ、そりゃそうだけどね。
千秋ちゃんまで訝しげな目で見てるし……。
「いやいや、素人の同人ゲームと侮るなかれ……。長らく続編開発が待たれる"あの伝説のゲーム"をボクが新作として開発したのです!」
「で、伝説のゲーム?」