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第14章 chapter2 ③ 千秋ちゃんとモノミちゃん


『モノミちゃん、もう夜だし危ないからさ、千秋ちゃんをコテージまで送ろうか。』
「そうでちゅね。……千秋ちゃん、起きて下ちゃーい。帰りまちゅよー」
『起きろー。』
それから10分くらい千秋ちゃんを起こそうと2人で奮闘したけど、結局ダメだったからレストランから千秋ちゃんのコテージまでモノミちゃんと協力して運ぶことになった。



「だ……大丈夫でちゅか? 誉稀ちゃん……」
千秋ちゃんを背負って歩く私に、モノミちゃんが心配そうに聞いた。
『大丈夫。これくらい何ともないよ。』
私は千秋ちゃんを、モノミちゃんは千秋ちゃんのリュックサックを持ってレストランを出る。
外には誰もいなくて、夜独特の静けさを感じた。
………リスタート、2日目の夜。
本当なら、修学旅行始まって4日目の夜かぁ……。
次は真昼ちゃんとペコちゃんの2人だったな。
今回はギリギリ上手くいったけど、毎回同じように成功するとは限らない。
昨日、言い訳に使った「予知夢」もきっともう使えない。
あんなのもっとみんなに疑われるだけ。
みんなからの信用を失うことだけは絶対に避けたい。もしそうなれば自由に行動できなくなるだろうし、私の言葉なんて誰も信じてくれなくなるだろうから。
……これからどうすれば上手くいくかな?。
こうすればいいのかな。
ああすればいいのかな。
誰にも頼れないや。
でも、だからこそ。
私は負けるわけにはいかないんだろうな……。




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