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第12章 chapter2 ① 牛乳にまみれて


「…………?」
『えーっと、実は私………。』
これは2回目の世界なんだ。
『………。』
なんて。
『……ごめんね、やっぱり内緒。』
「ふーん……それはそれで構わないけど」
少しだけ気になる、と七海ちゃんは呟いた。
本当は打ち明けたい。
抱える全てをぶちまけたい。
『……1つだけヒントをあげる。』
数少ない内通者の彼女に話したい。
『私はとんでもないルールをこの世界に作っちゃったんだ。』
でも。やっぱり。
秘密は言葉になるのを嫌がったままでいた。
「……それヒント?」
七海ちゃんは不思議そうに首を傾げる。
『分からないなら、それでいいの。』
どうしてだろう。
不安も、愚痴も、秘密も全部呑み込んだ。
本当は今にも押し潰れそうなのに、何だか言ったらダメな気がして。


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