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第9章 chapter1 ① plot bug
「うぅ……重いよ十神クン、ボクは何もしてないよ」
「フン、まだ全体重をかけてないだけでも感謝してもらおうか」
十神くんの体重は確か130㎏だ。
大丈夫かな、狛枝くん………。
その時、ブレーカーが戻ったらしく部屋が明るくなった。
床に伏せさせられている狛枝くんと、その背中に太い両腕を乗せ押さえつけている十神くん。
『アハハ、十神くんったらムチムチだね。サイズ合ってないんじゃない。』
「暗視スコープはこれが限界だ」
『そっかー。あ、もう狛枝くんは放していいよ。』
十神くんが手を退けると、狛枝くんはよたよたと立ち上がりコートに付いた埃を手で軽く払った。
「もう、希灯サンったらいきなりどうしたんだよ」
『うん。ちょっと待って。』
狛枝くんを押しのけ、テーブルクロスをめくる。
『花村くん、もう停電終わったから戻ってもいいよ。』
「えっ、何でわかったの!?」
床下から花村くんの声が上がる。
『いいからいいから。』
フローリングの隙間を覗いて、花村くんに手招きしてみる。
すると、花村くんらしき床下の影がもそもそと移動を始めた。
よし、これでひとまず一件落着かな………。