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第24章 chapter4 ② 少女は夢を見る
かむくらいずる。
神座出流。
カムクライズル。
カムクラ。
イズル………。
…………………………。
イズルくんイズルくんイズルくんイズルくんイズルくんイズルくんイズルくんイズルくんイズルくんイズルくんイズルくんイズルくんイズルくんイズルくんイズルくんイズルくんイズルくんイズルくんイズルくんイズルくんイズルくんイズルくんイズルくんイズルくんイズルくん。
『…………ィ……。』
静かな部屋に掠れた声が洩れた。
「えっ……、希灯さん? 今、な……何か言いましたかぁ?」
看病をしていた罪木が、希灯が正気に戻ったのでは、と微かに期待を寄せながら問いかける。
けれど返事はなく、ぼんやりとした表情で天井を仰ぎ続けるだけだった。
『…………。』
希灯は緩やかな瞬きを繰り返す。
瞳孔が開きっぱなしの眼はやはり微塵も動きを見せず、ただ一点だけを見つめているような、むしろ何も見ていないような、そんな眼だった。
もし何かを見つめているのだとしたら、それはきっと空気中に溶けてしまった先程の言葉を見つけようと眼を凝らしているのだろう。
彼女にとって大切だった一単語を。
彼女が心から愛していた人物の名を。