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第6章 プロローグ 5


頭が痛い。
……ここは?。
起き上がると、そこはどこかで見たことあるような所だった。
確か、資料みたいなもので。
あぁ、そうか。ここは私のコテージだ。
うん。ちゃんと手芸用品とか工具がたくさん置いてある。
頼んでおいてよかった。
「おはようございます!」
『……うわっ!?。』
私しか居ないはずだったのに、視界が急にモノクマのドアップになった。
「もう! 希灯サンったら相変わらず大胆なんだから。そんなにボクに殴られたかったの!?」
『別に私にそんな願望はないよ……。』
頭が痛いのはそのせいか。
「フン。ゲンコツひとつで済んだだけでもまだマシと思いなよ。次は本当に殺しちゃうからね」
爪を出して「ギラーン」とこちらに向けてきた。
『言いに来たのは……それだけ?。』
「あ、言うつもりはなかったけど、希灯サンがボクとまだお話しがしたいってことならついでに」
モノクマが私の座るベッドによじ登る。
「希灯サンが参加しちゃったおかげでボクの考えてた計画が狂っちゃったんですけど! どうしてくれるんですか!? まぁボクだからそんなミスジャッジはすぐに何とか出来たけどね!!」
ガオー、と両手を上に上げて威嚇みたいにした。
『あー、わかったよ、ごめんごめん。でも私だってやることがあったから来たんだ。だから仕方ないよ。』
モノクマを宥めるように控えめに押し退けると、「しょーがないなー」って溜め息を吐いてベッドから下りた。
「じゃあ、ボクはもう行くよ。独りの夜が寂しくって体が疼いちゃったときはボクを呼んでいいんだからねっ!」
『ありがとう。そんなことにはならないだろうけど。』
小走りで帰っていくモノクマの背に手を振って見送る。
『……変わってないなぁ。』
呟きながら、痛みの残る頭部に触れた。
モノクマがああして自由に出入り出来るってことは、つまりプログラムがモノクマの手に堕ちたってことだろうな。またアレが始まってしまった………。
それにしても、気を失った後は一体誰が私を運んでくれたんだろう。
モノクマの可能性が高いな。前にものすごい力で引っ張られたこともあったし、運ぶ力くらいはあるでしょ。
ベッドに体を預けてグテリと寝そべっていると、ドアの向こうから足音が聞こえた。
〈ピンポーン…〉
呼び出しのチャイムが部屋に響く。
誰が来たのかな。
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