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路地裏の烏~HQ裏夢短編小説~【R18】

第16章 【BL】【R18】GW合宿SP!!!!〜synchro⑤〜


akaashi_side





木兎さんがそわそわしている。

俺と体を重ねている時だって何処か上の空で、本人は俺にバレてないつもりでいるのかもしれないけど、俺にはわかる。

黒尾さんと月島に一騒動あったあの日からだ。

黒尾さんもあの見かけによらず、結構気持ちが表に出るタイプで俺から見ても月島を気に入ってるのは一目瞭然。

更にそんな浮かれた黒尾さんを見ている木兎さんが何処か不満げというか、寂しそうな態度を取っていることもまた同様だった。


自主練を終えて、ボールを片付けてモップをかける。木兎さんは後から来た日向とじゃれ合ってて、黒尾さんはレシーブ練習でへばった灰羽をつっついて遊んでいた。

仕方なく俺と月島で片付けをしていると、月島は転がった灰羽を蹴っ飛ばす黒尾さんを遠巻きに見つめていた。



赤「月島、 黒尾さんとどうなの?」


月「どうって、別に、、、。」


赤「月島は黒尾さんの事好きなの?」


月「さぁ、、、、。」



月島は面倒臭そうに、なんでそんな事聞くんだって顔で俺に視線を投げかける。

体育館の倉庫にモップを立てかけてしまう。



月「赤葦さんはどうなんです?木兎さんとそーいう仲なんですか、やっぱり。」


赤「そうだよ。」



月島からモップを受け取って同じように立てかけると、月島は驚いた表情を浮かべた。



月「ず、随分あっさり認めちゃうんですね。」


赤「別に、特別隠してないし。月島は認めないの?」



月島のTシャツを引っ張って、問いただす。

認めてもらわないと困る。
そして二人がちゃんとそういう関係になれば、きっと木兎さんも少しは落ち着くから。



赤「月島はさ、黒尾さんとしてないの?キスとか、その先とか。」



俺が顔を近づけると、月島は慌てて目を反らす。



赤「ねえ、どうなの?」


月「っ、、、なんなんですか、さっきから。」








黒「お前ら何やってんの。」




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