第12章 【BL】【R18】GW合宿SP!!!!〜synchro②〜
kuroo_side
あー、、、
怒らせちまった。
ツッキーは顔を赤くして、俺をキッと睨んだ。
俺は手を離してしまったら、遠くに行かれてしまいそうで、押し付けていた腕にギュッと力を込めた。
月「、、、最悪っ、、離してください。」
黒「やだね。」
月「いい加減にしてくださいよ!」
黒「いい加減じゃねえから。」
ツッキーは俺の手を力ずくで払いのけて、俺に背をむけて、舌打ちをする。
黒「俺からも逃げ出すのかよ?バレーみたいに。」
我ながら意地の悪い一言。
大きなお世話ですよ、と言いたげに一瞥され、俺を残して去っていく背中を俺は只々見ていた。
自販機にもたれて、体を預けてしゃがみこむ。
まぁこうなるよな、と納得している一方で、心臓がぎゅうぎゅうして、苦しくて膝を抱えた。
だってお前、頭いい割にこーゆうのには気付かないタイプじゃん。
兎「ヘイヘーイ!黒尾なーにやってんだよ!?腹痛いのか?」
自主練切り上げてきた木兎が俺のサポーターとタオルを手渡して、右隣にしゃがみこんで俺の頭をパシンと叩く。
黒「わり、、、、あー、、、ツッキーに逃げられた。」
兎「は!?」
事の顛末を話すと木兎はゲラゲラ笑い、俺の肩をバシバシと叩いた。
いてぇっつーの。
兎「俺が思うに、ツッキーってそーゆうの素直に受け取れるタイプじゃない!そりゃー逃げるって!お前結構バカだな!!」
黒「でも真っ向から行かないと、あいつ絶対的にかわしてくるんだよ。」
兎「まあなー。でも結局逃げられてるじゃん!」
黒「、、、うっせーよ。」
兎「ま、これからじゃね?」