第11章 【BL】GW合宿SP!!!! 〜synchro①〜
黒尾さんは僕の話を無視して、勝手に横に並んで右だの左だの言って、道順を説明しながら案内してくれた。
黒「へい、とうちゃーく。」
月「まぁ、一人で来れましたケドね。」
黒「ほんとつれないねぇ〜。」
僕は自販機のイチゴミルクのパックのボタンを押して、取り出した。
黒「ツッキー甘党?身体動かした後にイチゴミルクとかスゲーな。」
月「文句あります?」
黒「べつにぃ〜?」
月「黒尾さんは何でそんなに僕に絡んで来るんですか。好きな人にかまってほしくてちょっかい出しちゃう小学生ですか〜?、、なんて。」
ちらりと黒尾さんを横目で見ると、バツが悪そうな顔をして僕を見つめてくる。
なにそれ、まんざらでもないみたいな顔しちゃって。
黒「そうだったらどうする?」
月「はぁ?」
じりじりと黒尾さんに壁際に追い詰められて、まんまと壁と黒尾さんにさはまれる。
月「ちょっと、なんなんですか?」
息遣いが聞こえるくらいの近い距離。
黒尾さんの鋭い目にジッと見られて、右肩を掴まれると身動きが取れなくなる。自分と同じくらいの身長なのに、自分よりも圧倒的に強い力。
黒「ツッキー、、、
黒尾さんの前髪が僕の顔にサラリと触れたと思った次の瞬間、黒尾さんの唇が僕の唇に重なって、
離れた。
好きだよ。」
to be continued.....