第11章 【BL】GW合宿SP!!!! 〜synchro①〜
tsukishima_side
黒「おーい、ツッキー!もっかいブロック飛んでくれー!」
月「まだやるんですか?僕もう疲れたんですケド。あとその呼び方やめてください。」
この人たちの体力の出どころ本当に謎なんだけど。
第三体育館での練習に勧誘されて、僕自身確かに勉強にはなるけど、赤葦さんが言ってた通り、練習に際限無いのが困る。
タオルで汗をぬぐって、水分補給しようと思ってボトルを持ったらやけに軽るい。蓋を取って口につけてみると、案の定空になってた。
タイミング悪すぎ。
僕は溜息をついて、仕方なく自販機に飲み物を買いに行く事にした。
赤「月島どこいくの?」
月「飲み物なくなったんで、自販機に。」
赤「場所わかる?」
月「たぶん。大丈夫デス。」
兎「おーい!あかーあしー!トス早くー!」
赤「木兎さん、ちょっと待てないんですか。月島、場所わからなかったら電話して。」
月「はぁ、どうも。」
赤葦さんは練習メンバーの中で唯一まともな気がする。練習バカな木兎さんの面倒見るなんて、本当気がしれないな。
僕はそんな事を考えながら体育館を出た。
黒「月島くん!俺が案内して差し上げましょうか!」
月「結構デス。」
黒「おまえなー!ちょっとは悩めよ!」
月「ドコに悩む余地があるんですか〜?僕にはわかりませんケド。」
黒尾さんが僕の後をついてきて、絡んでくる。
ブロック教えてくれるのはありがたいけど、こんなに他校の後輩に干渉してくるってなんなんだろ。