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路地裏の烏~HQ裏夢短編小説~【R18】

第25章 【BL】【R18】6/21 日向翔陽HB 〜orange①〜





::::: 月島(回想) :::::



日「ちょ!ちょちょちょちょっとお前ら!!!、、、な、何やって、、!」


月「げ。面倒臭い、、、、帰ったんじゃなかったの?」


山「、、、つ、ツッキー、、」


日「忘れ物、、、とりにきたんだよ、、!」


月「何、動揺してんのさ。」



部室に入ってきた日向は見るからに動揺して、僕らの方を向いて、真っ赤にした顔を両手で隠した。まぁ、そりゃあ驚くよね、まさかチームメイトが部室でこんな事してるなんてさ。

壁に寄りかかる僕にしなだれかかる山口を一旦抱き起こす。



日「お前ら、!、、、お、おと!、、男同士で、キスとか!!!頭おかしいのか!!!!!!!」


月「ちょっと、声大きい。別に僕らがどんな事してたって君には関係ないデショ。」


日「か、関係あるだろ!!!!」


月「だから、声大きい。君のせいで白けたからもう帰る。山口行くぞ。」


山「う、うん!ツッキー!じゃあね、日向。」






月「君の相棒は、君の事どう思ってるんだろうね。」






部室の入り口に突っ立った日向の横を通り過ぎる時、僕はそう捨て台詞を吐いた。



ほんと、鈍いヤツってイライラする。



部室を出て階段を降りて、僕は山口にさっき外されたワイシャツのボタンをとめて元に戻す。日向に見られて山口はショックだっただろうかと顔色を伺ったけど、山口も山口で僕がイライラしているのを察知したようで、僕の顔色を伺って心配そうな表情を浮かべていた。



月「お前、なんて顔してるの。」



頬に手を添えて、キスをしてやる。

身体が火照って仕方ないのは、さっき途中で終わってしまったからなのか、夏の暑さのせいなのかわからない。唇を離すと山口はいつもの緩んだ笑顔を見せるから逆に気を使わせたな、と僕は少し心が痛んだ。



月「、、、、家、寄ってく?」


山「え!?い、いいの!?」


月「何度も言わせるな。」


山「うん!行くよ!ツッキー!!」


月「山口うるさい。」


山「ごめん!ツッキー!!」





好きな人と一緒にいられない事のもどかしさも、幸せも僕は知ってる。






王様、どうすんのさ、、、。






to be continued.......


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