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路地裏の烏~HQ裏夢短編小説~【R18】

第23章 【R18】6/10岩泉一HB 〜君が望むなら〜





彼女の鼻を抜ける甘ったるい吐息で俺自身も酷く反応して、ズボンを押し上げていた。

酒でぼやけて頭は朦朧としているのにも関わらず、二人の声だけははっきりと耳にまとわりついて離れない。

俺はズボンのファスナーを下ろし、ボクサーパンツから自身を引っ張り出し右手で根元を掴んで、ゆっくり上下に動かした。先端からは透明な汁が垂れて、すぐに俺の掌を汚す。

こんな事馬鹿げているのに、俺の手はもうどうにも止まらなくて、気持ちとは裏腹に手の速度は無意識に早くなり、快感がじわじわと襲いかかってくるのを感じた。

壁の向こう側で、綾瀬は太ももを及川に掴まれて深く深く貫かれているのを頭に浮かべる。俺だったら、もっと大切に、もっと優しくいっぱい愛してやれんのに、、、って心を痛めるのはきっと勝手な思い上がりだ。



『はぁ、、ん!、、あん、っ、、きもちい!、、奥、いっぱい当たってるの、、、!、、、っん、、あん』


「綾瀬ちゃん、本当淫乱。ねぇ、俺としてない時も、他の人にココ突っ込まれて、ぎゅうぎゅう締め付けてたの?」



俺は、自分の乱れた吐息が漏れないように左手で口を押さえて、天井を見上げた。まばたきをすると今にも涙が溢れてしまいそうで、必死でこらえて、ただ
右手で自身の肉棒を必死でしごいた。





もし、俺がもっとずっと前に、思いを告げていたら何か変わっただろうか。

こんな思いをしないで済んだんだろうか。

きっとこんな事考えたって意味がないんだろうな。





『んっ、、、わたし、、、おいかわくんだけだから、、っ、!、、、おいかわくんが好きなの、、、、っ!、、、』




そう、意味のない事だ。


たとえそれが1年前だろうと、2年前だろうと。


彼女の気持ちはずっと同じ方を向いているのだから。






あぁ、、、、バカみてぇ、、、



俺は息を止めて、白濁した欲望を掌に吐き出した。






end.





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