第11章 プロの時間
シーンとした空間が、さっきから教室に流れている。
ビッチ姉さんが怒りながらタブレットをダンッと打つ音だけは
聞こえて来るけどな…
カルマ「あはぁ必死だね、ビッチねえさん。あんな事されちゃ、プライド
ズタズタだろうね~」
光「おい、赤羽。そんなデカイ声で言ったら聞こえるだろ!
キレられたらめんどくせぇぞ!!……たぶん。」
カルマ「結構光ちゃんの声も大きいけどね…。まあ、キレたら
キレたで面白いでしょ。」
光「オマエなぁ…」
そんな感じで話していると…
磯貝「先生、授業してくれないなら殺せんせーと交代してくれませんか?
一応俺等 今年受験なんで…」
と、磯貝がビッチ姉さんに話しかけた。
イリーナ「はん!あの凶悪生物に教わりたいの?
地球の危機と受験を比べられるなんて…ガキは平和でいいわね~」
うわぁ、上から目線だな。まぁ、教師は大体こんなだけど。
イリーナ「それに、聞けばあんた達E組って…この学校の落ちこぼれだ
そうじゃない。勉強なんて今さらしても意味無いでしょ。」
皆の表情、というか空気が変わった…。
確かに、これじゃ本校舎にいる奴と一緒だもんな…