第5章 基礎の時間
赤羽は2年の時、続けざまに暴力沙汰で停学食らってE組に落ちてきた。
光「今この場じゃ優等生…ってワケか……騙し討ちとか
凶器の「基礎」は、赤羽が群を抜いてるもんな…。」
と、独り言をつぶやいていると…
カルマ「ん!アンタA組の高瀬光じゃない?
なんでE組に居んの?ってあれ?確かアイツは男だったような…」
と、赤羽に話し掛けられた。
ああ、そうだった。確かE組以外の奴らは知らないんだっけ。
光「俺は高瀬光だぜ?まぁ、女だけど。
実は男装してたのがバレてE組行きになったんだよ。」
カルマ「ぶっ、あははっ!面白い事してたんだね?高瀬君!
…じゃなくて光ちゃんか。女子でも美形だね。
これからよろしくー」
光「だろ?!やっぱ俺は美しいんだよな~…ってか、よくテストでは
同じ位だったよな。いっつもヒヤヒヤしてたんだぜ?
ま、これからはよろしくな。」
そう、赤羽とはテストの順位がずっと近かった。勝手にライバル扱いを
俺がしてただけなんだけど!
E組に落ちたって聞いてたから、会うと思ってたが
こんな感じで出会うとはな。
まあ、これからはクラスメートとして仲良くやっていこう。
…けど、なんかアイツ
2年の頃に見かけたときとは雰囲気違うんだよなぁ……