第34章 円陣の時間
そして…待ちに待った俺の打順!!
やっと俺の活躍する時が来たぜ!全校生徒に俺のホームランを見せてやる!
そう思いながら、打順に入った。
すると、一部の生徒から歓声が聞こえた。
どうやら後輩の女の子らしい。
あっはっは、やっぱり学校のスターは俺だな!!
そして、進藤が投球する。
進藤の球は、ビュンッと勢いよく俺の顔の真横を過ぎていった。
うわ…さすがに速いな、けど…!!
俺はギュッとバットを握り、狙いを定め おもいっきり振った。
ホームランとまではいかなかったが、ちゃんと打つことができた。
よっし!!俺 やっぱ天才!!
するとベンチの方から
倉橋「光さすが~!」
杉野「今のいいぞ!高瀬!!」
と言う声が聞こえた。
俺はベンチに向かってニカッと笑い、拳を突き出す。
すると、また少し歓声が起きた。
いやー気持ちいいな!!
ってまだ全然逆転されそーだし、気合い入れねぇと!!