第33章 先攻の時間
ベンチに戻って来ようとしている杉野に
光「やったな杉野ー!!」
と言って、ベンチを飛びだしたら 勢い余って
杉野におもいっきり抱き着いてしまった。
ハイタッチしようとしただけなんだけどな。
光「悪いな杉野、神崎さんと言うものがありながら。」
ちょっと笑いながら言うと
杉野「なんで知ってんだ!?」
と言って俺の顔を見たとき、近すぎたのか
杉野の顔が赤くなった。
光「お?もしかして俺の美形に惚れたか!?」
と言うと
杉野「ち、ちげぇよ!」
と言って離れたが、なぜか周りを見て顔面蒼白していた。
俺も周りを見てみると、ものすごく怒った顔をした
カルマと磯貝と前原と千葉がいた。
な、なんでみんなそんなに怒った顔してんだよ!?
杉野 点取ったじゃねーか!!
あ、もしかして…
光「お前らも杉野とハグしたかったのか?
え、まさかお前ら杉野のコト…」
そう言いかけると
磯貝・前原・千葉「「「「違うわ!!!」」」」
とおもいっきり突っ込まれた。カルマには無言で睨まれた。
怖い怖い。
なんだ、じゃあなんで怒ってんだ?