第32章 球技大会の時間
俺はE組の集合場所に戻っていると、見覚えのある奴を見つけた。
光「あれは…土屋!!」
そう、ちょっと前にあの前原を振って、瀬尾と付き合っていた奴だ。
ぶっちゃけまだ俺は、地味にイラついている。
もう復讐はしたんだけど…やっぱあの振り方は無ぇよ!!
そう思っていると、俺はちょっとした悪戯を思いついた。
光「なぁ前原!俺 良いこと思いついた!!ちょっと来てくれ!!」
そう言って、半ば強引に前原を引っ張っていった。
前原「はぁ!?ちょ、全然 話が読めねーんだけど!!」
そう言う前原の腕を引っ張りながら、目的の人物のトコロまで走る。
俺はかなりニヤけているだろう。
光「いいから、見てなって!」
だって、前原が見てくれねーと。
1番の被害者だし!
そして…俺は土屋の近くまで来て ちょっと服装とか髪型を整える。
あ、ちなみに今は一つ結びしてて、より男に見えるようにしてるんだ。
光「前原はここらへんで見といてくれよ。」
そう言って俺は土屋にどんどん近づいて行った。
未だに前原は何がなんだかわかっていないようだった。