第4章 サービスの時間
~磯貝side~
さっきは、いきなり高瀬が倒れこんで来て、正直ビックリしたが
高瀬は相変わらず、ナルシストだったから正気でいられた。
…高瀬は確かに自分で言うほどの事もあるって程顔が整っている。
さっき、凄く近くで見たから改めてそう思った。
すると、何故か知らないが、高瀬がため息をついた。
高瀬がため息なんて珍しいから、俺は
磯貝「どうした?なんかあったのか?」
と、聞いてみた。
すると…
光「いや、なんてゆーかさ…さっき殺せんせーに向けて何発も
撃ったのに全部避けられたら、さすがに心折れるってゆーか…」
そう言った高瀬は落ち込んでいるようだった。
いつもあんなに自信たっぷりな高瀬が落ち込んでいる!?
何故か焦った俺は、とりあえず
磯貝「なっ、そんなの俺らの中で一発も当てた奴いないんだぜ!?
まだ3月まで全然余裕あるし、頑張っていこうぜ!な?」
と、高瀬を励ました。
そうしたら、高瀬は
光「ははっ、俺、別にそこまで落ち込んでねーし!
でも、ありがとな!」
と、とても綺麗な笑顔で言った。
その笑顔で、一瞬にして恋に落ちてしまう俺は
殺せんせーに負けないくらい単純だと思う。
~磯貝sideEND~