第27章 映画の時間
そして、東京 椚ヶ丘のE組校舎前。
辺りは少し薄暗くなってる。
帰りは殺せんせーのスピードに少し馴れて、あまりびくびくしなかった。
渚「面白かった~あそこで引かれると続編メッチャ気になるよね。」
と、渚が笑顔で言う。可愛いな。
だが、それに対して俺らは
カルマ「けどさぁ、ラスボスがヒロインの兄だったのはベタベタかな。」
光「だよな。あと主人公の変身シーンが最後カットされてたし。」
渚「え、う、うん…」
律「ハリウッド映画一千本を分析して完結編の展開を予測できます。
実行しますか?」
渚「…いや、いいよ。冷めてるなぁ3人とも。」
まあ、真剣に見てたからな。
カルマ「…かといってあれもどうなの、いい大人が。」
赤羽がそう言い、俺達は一斉に殺せんせーを見る。
殺せんせー「生き別れの兄と妹!!なんと過酷な運命なんでしょう!!」
と、言いながらずっと号泣している。
律「ハワイから東京まで泣きっぱなしです。」
光「…そういうベタベタな感じに弱いのか?」
渚「…」