第27章 映画の時間
映画館の席に着き、渚と赤羽が普通に隣に座ったから
俺は何となく殺せんせーの横に座った。
その時の赤羽の顔はすごかったらしいが、俺は気づきもしなかった。
渚「でも…ここアメリカだから日本語字幕無いんだよね。
スジわかるかなぁ…」
渚がふと、そういった。それに対して殺せんせーは
殺せんせー「大丈夫ですよ。3人とも英語の成績は良好ですし、イリーナ先生
にも鍛えられているでしょう?それと、先生の触手を耳に。」
と言ってにゅーんと、触手が俺の方にも伸びてきた。
殺せんせー「習っていない単語が出たら解説します。あとは頑張って
楽しみながら聞き取りましょう。はい、コーラとポップコーン。」
と、言われた。
よく見ると、触手はイヤホンのような形をしていた。
へー…触手ってこんな使い方もあるんだな。すげー
あ、映画始まる!
俺は急いで触手を耳に装着し、映画に集中した。