第18章 　しおりの時間

神崎｢あ、そういえば｣


そう言って、神崎さんは何かを思い出したように俺を見て


神崎｢光ちゃん、服めくって。｣


と、何の躊躇いもなく俺に言った。


……………


光｢はぁぁぁああああ！！？？｣


ちょ、ちょい何言ってんだ神崎さん！！

ココ皆いるし、奥田さんだってなんか真っ赤になっちゃってるし！！


殺せんせー｢神崎さん、さすがにこんなところでは…｣


殺せんせーも戸惑ってるし！！

どうしたんだよ神崎さん！


神崎｢あ、殺せんせー。あの、光ちゃんは拉致されてるときに

不良にお腹を殴られてて…何か異状があったらいけないので…｣

茅野｢そうだ！！光は私を助けてくれようとして…

ゴメンね。大丈夫だった？｣


お、そうだった。すっかり忘れてたぜ。


殺せんせー｢にゅやっ！！そうだったんですか！？それは心配です！！｣


光｢大丈夫だって！！俺、今は全然痛くないし。｣


すると、横にいた赤羽が指をバキバキと鳴らし


カルマ｢…あ～あ、もっと殴っとけばよかった。…原型もわかんないくらい。｣


と、怒りに満ちた顔で言った。


光｢いや！赤羽怖いから！！｣


まあ、それだけ心配してくれたって事だよな。


本当に災難だったんだけど

なんか前より俺達の仲が深まった気がする。


これこそ結果オーライだよな！！