第15章 テストの時間
休み時間、少し笑いがおさまった頃
俺は赤羽に話しかけた。
光「赤羽の作戦、上手くいったな!」
カルマ「作戦って程のモンじゃ無いけどね。」
そう、あのとき赤羽が俺に耳打ちした言葉は____
赤羽『あのタコさ、あんなんじゃ本当に逃げるかもしれないから
俺達の答案 見せてさ、挑発してこの教室に留めようよ。』
と、言うものだったのだ。
光「アレがあったからこそ、今のE組があるって感じだろ!!」
カルマ「そこまでの事はしてないんだけどねぇ…」
すると、赤羽は俺から目線を逸らし
カルマ「話は変わるけどさ…前原とデートするの?」
と、聞いてきた。
光「なんだ、赤羽も聞いてたのか。あー…あれは前原が50位以内に
入ったらの話だから 無くなったぜ。」
そういうと、赤羽は何故か嬉しそうな表情をして
ニヤニヤし始めた。
赤羽「なーんだ。前原も可愛そうだねー」
光「そ、そうか…?」
それからと言うもの、赤羽は一日中上機嫌だった。