第13章 支配者の時間
すると、教員室から理事長が出て来た。
イキナリの出来事だったので、俺達は呆然と理事長を見ていた。
そして、理事長が渚に向かい
理事長「やあ!中間テスト、期待してるよ。頑張りなさい!」
と言って、とても乾いた笑いをした。
そのあと俺の方を見て、何やら企んでいる様な笑みを浮かべた。
その瞬間、俺は体が石になった様に固まってしまった。
……なんてオーラがあるんだろう。
改めて俺は思った。
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あの後、俺と渚は一緒に帰っていた。
そういえば、渚と二人で帰るのも久しぶりだな。
光「ってか、テストが終わると もうすぐ修学旅行だな!」
渚「そうだね!僕達は確か、京都に行くんだっけ?」
光「おう!俺、やっぱ清水寺行きてぇなー」
渚「そうだねー、金閣寺も行っておきたいよね。」
光「あー、わかるわ。世界遺産だし!」
…と言うような感じで、渚と修学旅行の話で盛り上がった。
そして、何となく話の成り行きで
渚「じゃあ、同じ班になろうよ!」
光「おう!いいぜ!!」
渚と同じ班になることが決まった。
あー、楽しみだな修学旅行!!