• テキストサイズ

性転トリップ暗殺者

第14章 胸の時間


──殺せんせー 視点──









月影 葵くんはとても不思議な生徒です…









授業態度などでは特に目立ったことはせず
小テストでは満点

過去の期末テストなどのテストでは
全ての教科を満点にし学年1位

体育の成績も烏間先生に負けたことなど無い




さらにクラスからの人望も厚く
イケメンで頼れる存在だ…

まさに非の打ち所のない
絵に描いたような理想の生徒だ…









まさに完璧…




その言葉が彼には尽きる…











そんな彼がなぜE組の…


落ちこぼれクラスに居るのか…












殺せんせーは気になっていた…













それを生徒達に聞いたところ誰も知らなかった…













そんなことを考えて居ると

噂の月影くんが目の前に居た…








彼の事を知ろうと話しかけたのだ…



コンビニに行こうと誘ったのだが月影くんは
コンビニを知らないようだった…


そんなわけで強制的にれて行くことにした…













案の定…
彼はコンビニを物珍しそうに見ていた…



少し子供のような姿に殺せんせーは安心した…




(普段、話す時は大人と話してるみたいなので少し安心しました…)








彼がある一点を見ている事に気が付いた殺せんせーは
食べたいのかと思って見ていたうまい棒を買うことにした…









彼に渡してみたが一向に食べる気配がない…


(食べたかった訳ではなかったのですか…)









彼はただうまい棒をジッと見ていた…



殺せんせーが食べないのですか?っと聞くと
買い食いは良くないと怒られた…










そして彼の小さく呟いた言葉が殺せんせーの
耳に届いた…








『もう少しだけ…眺めてたい……』













彼はほんの少し嬉しそうな顔をして
お菓子を見続けていた…













彼は子供…
大人のような雰囲気を出すが

まだまだ何も知らない子供なのです…








(彼がE組に落ちた理由はもう少し親しくなってから聞きましょう…)













今はまだ…
子供らしい彼を眺める事に専念しましょう…
/ 103ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp