第5章 準備の時間
──烏間視点──
「あの~…お客様?」
烏間「ハッ…」
クソッ!!
あそこで微笑むのは反則だ///!!
この二年間で160㎝ほどの身長だった月影は
15㎝も伸び175㎝にもなった…
本人はまだ成長期と言っている…もう大学生なのにまだ延びるのか…←勝手に思っているだけです
少し幼かった顔はよりいっそう大人びた顔になって…
昔はかっこ可愛い?が、今じゃ…
かっ…///格好いいと言うかっ///…だなぁ//////…(ゴニョゴニョ)
とりあえず!!
月影葵は俺が落ち込んだときや苦しんでるとき悩んでるときは直ぐに駆け付けて色々相談に乗ってくれた…
言っても無いのにアイツは直ぐに俺の言葉や仕草や感情で察してくれた…
アイツの隣が余りにも居心地がよくて頼りになったから…
俺は甘えてしまったんだ…
何時も側に居てくれたのに…
俺はアイツの…葵の苦しみを察してやれなかった…
だからアイツは閉じこもってしまった…
もう一人の人格を置いて…
時々、左目が黄色になるときがあった…
特に気にも止めてもいなかった…
二ヶ月前までは…
二ヶ月前…
葵にいったい何があったのか俺は知らない…
でも…
俺が気付いてやれなくて変わってしまったんだ…
俺はよく周りに鈍い鈍いと言われてきた…
とくに気にも止めてなかったが…
アイツの…
葵の苦しみを見つけてやれない鈍さなんか要らない!
何時からだったろう…
アイツが…
葵の事が頭から離れなくなったのは…
何時からだったろう…
こんなにも胸が張り裂けそうで痛むようになったのは…
何時からだったろう…
アイツの存在が俺の中でとても大きくて大切な存在になったのは…
「はぁ…」
机に押し付けていた顔を上げて会計を済ませるためにレジに向かった…
(お会計なら先に出ていった赤髪のお客様が払って行きましたよ?)
(そうか…(クソッ!!イケメンだ//////!!))