第2章 女
次の日の朝
眠りから覚めたデイダラ
デイダラ「ふぁ..、良く寝た。旦那は、起きてねぇみたいだな。起こすか」
デイダラ「おーい、旦那。起きてるかー?うん?」
サソリ『ハァハァ..ハァハァ』
デイダラ「旦那、?!」
デイダラがサソリに近づけば顔を物凄く真っ赤にしながら息を荒らげてるサソリの姿だった
デイダラ「(か、可愛い?!男なのにどういう事だよ..。い、嫌!こんなこと考えてる場合じゃねぇ。うん)旦那、大丈夫かよ?!」
サソリを揺さぶるデイダラ
サソリ『ハァハァ...、デイ、ダラ...?』
デイダラ「!。あ、あぁ!そうだ!」
サソリ『デイ、ダラ...、任務行こうぜ...』
サソリが起き上がればよろける様に立ち上がり
デイダラ「お、おい!何立ち上がってんだよ!一旦、座ってくれ!」
サソリを受け止めて布団の上に座らせ
サソリ『何で、だ...?任務の時間がなくなっちまう..だろ..?』
デイダラ「そうだけど!その前に!あんた、熱なのか?うん?」
サソリ『?!...さぁな』
デイダラ「嘘つけよ..、触らせろ」
サソリに近づけばサソリのおでこを触って
デイダラ「暑っ?!あんた、熱じゃねぇかよ!熱あるの知ってて任務行こうとしたのか?」
サソリ『...そう、だ。お前を一人で行かせるわけには行かねぇ、からな...』
息を荒らげ途切れながらもサソリは無理をし伝えて
デイダラ「?!そんな事言うなよ!オイラ一人でも行けるかんな!アンタがいなくてもな!とりあえず、体温計とタオルと水置いとくから任務はオイラに任せろ。あんたは休んでてくれ。うん」
デイダラはそう言うと体温計、タオル、水を持ってきて、水で濡らしたタオルをサソリのおでこに置いて
デイダラ『じゃあ、オイラ行くからな。安静にしてるんだぞ?!旦那』
サソリ『っ!...デイダラ!』
サソリの言葉も聞かずデイダラは任務を一人で遂行しようとし、宿から出て
サソリ『クソッ...!俺があんな薬飲まなければこんな事なんなかったのに..。』