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【ハイキュー!!】行け!烏野高校排球部

第5章 猫は鴉へ爪を突き刺す


「乗り損ねた新幹線の切符って使えるのか?」
「え、ど、どうだったかな…」
鳥養コーチは心配そうに直井コーチに問い掛けると、不安気な表情でそう答えた。ヤバい、直井コーチマジで泣きそうだよヤバいよ。




「確か、指定席券は無効になりますし、払い戻しも出来なかった筈デス。ただ、予約してたのと同じ日に乗るんなら後続車の自由席に乗れたと思いますよ」




「「「「!!」」」」
月島さんの言葉にみんな目を見開く。おおお……!!さすが秀才月島さん。そんな事まで知ってるのかよ凄過ぎだろ。
「まあ、詳しい事は駅員さんとか教えてくれると思いますからそっちに聞いてくださいネ」
「あ、ありがとな!!助かった!!」
直井コーチの感謝の言葉に、月島さんは無表情で会釈をする。
おおふ…クールだなホント。
「うっわ~~~…イケメンムカつくわ~~~…!」
「落ち着け田中」
スガ先輩は苦笑して田中先輩を宥める。烏野お母さんも最初から最後まで大変だな。
「ああああああでもどうしよう…!!次の新幹線3時間も後なんだよ~~~!!」
「「「「「ええええええええええええええッ!!」」」」
またまた衝撃的事実。そりゃ都会人はビックリだわな…。

「え、じゃあそれまでバレ、」
「無理だからな日向!!」
鳥養コーチがすぐさま一喝する。すると日向はしょぼんとする。どんだけしたいんだ日向よ・・・。
「でも、3時間もどうやって時間潰すんだ?」
海さんは顎に手を添えて呟いた。すると、皆そのまま考え込んでしまう。

すると、不意に鳥養コーチが武田先生に耳打ちする。武田先生は華が咲いた様に笑顔を浮かべる。すると鳥養コーチもニッと笑みを返す。? どうしたんだろうか。鳥養コーチは音駒の皆の前に進み出る。
「なぁ、江戸っ子達よ。良い場所あんだけど俺達と一緒に行かねぇか?」
「「「「??」」」」
音駒の皆と同様私達も疑問符を浮かべる。それと対照的に武田先生と鳥養コーチは楽しそうに笑顔のままだ。鳥養コーチは少年のように問い掛ける。

















「川、行かねぇ?」


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