第5章 猫は鴉へ爪を突き刺す
※ ※
≪男子達の悶々2≫
西谷「大地さん…」
澤村「なんだ?」
田中「さっきの瀬戸のって…」
澤村「……まぁ、いじわるだろうな」
西谷・田中「「~~~~~!!!(声にならない声)」」
澤村「!?」
西谷「やっぱりそうだったったんだな龍!!やっぱそうだったんだ!!」
田中「そうだよやっぱ女神の甘い悪戯だったんだよノヤっさん!!何時の間にあんな反則技を覚えたんだクソぉッ胸が苦しい!!」
西谷「しっかりしろ龍!!ここで終わるわけにはいかねぇぞ!!これから先も俺達の女神を守るんだ!!」
田中「あぁ…そうだなノヤっさん!俺達の戦いはまだまだこれからだ!!」
黒尾「おい、唐突な最終回迎えちまったぞ」
澤村「こんなところで終わらせてたまるか。ていうか田中そのセリフは禁句だ縁起でもない」
黒尾「…あー、そのー、さ」
澤村「ん?」
黒尾「今日瀬戸にマネしてもらってよ、アンタらが瀬戸に夢中になる理由、なーんか分かっちまったよ」
澤村「ヤバイだろ、ウチの瀬戸」
黒尾「ヤバイな、瀬戸」
日向「やいやいトサカヘッドの人!!瀬戸狙ってんのか?!」
影山「!」
澤村・黒尾「「!!」」
澤村「お前急に下から出てくるなよビックリした!」
影山「(急に走り出したと思ったら唐突過ぎだろ)」
黒尾「(ホント予測不能なチビちゃんだな)」
日向「狙ってるんだったら負けないかんなぁッ!!」
黒尾「ふーん…チビちゃんがそう思ってるんならそうかもなぁ?」
日向「えぇッ?!ど、どっちだよ!?」
黒尾「どーっちかなぁー?教えてあーげない」
日向「しょ、性悪だぁ!!性悪トサカヘッドだぁッ!!」
黒尾「ねぇねぇ トサカヘッドって呼ぶのやめにシマセンカ?」
影山「…」
黒尾「ん~~?君も何か言いたいことあんのかな?」