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天地無用【鬼灯の冷徹】

第1章 天→地


寒過ぎて急いで漕いだらポカポカ

こたつもポカポカ

「んー、あったかい!こたつはいいね〜…」

さて、メロンパンを食べるか、限定品を食べるか

「悩む悩む…んー、」

ピンポーン

時刻は午後7時半、辺りは真っ暗

日が落ちるのが早い。一体誰だ

「はー……ぃ」

私の目に映ったのは、神獣?の白澤さんでした

ガチャ

「…どちら様でしょ「今白澤さんでしたって、言ってたよね?ね!」

「そ、そそんなことよりも!いい、家に入れて!とと凍死する!」

一瞬にして、人間の姿になる。
ああなるほど、そっちの方が本当に寒そうだって分かるよ

「…神様はそんなに色白かったですか、血色が悪い」

「だだから!凍死するって!」

「どうそ、そこの部屋は温かいので」

駆け込んで行った神様

お茶でも出してやるか

ドンッ!

「…君それは嫌がらせ?」

どうやら寒さは感じなくなったようだ

「いえ、急な訪問客に温かいお茶を淹れる優しさです」

「…これ!熱すぎて飲めないからね?!温かいってもんじゃないよ!」

ごめんなさい嫌がらせです。バチが当たるね

「あ、神様」

「白澤」

「え?あの、ハンカチ」

「白澤!僕は白澤、神様なんてよそよそしい呼び方はやめてよ」


そうか、そうやって女に近付いて行ったんだな!

「騙されるもんですか!」

「ど、どうしたの?」

「いえ、なんでもありません。白澤さん、ハンカチ落としていきましたよ」

「え、本当だ!ない!それ僕のだ、謝謝」

グーギュルル


「あー私ー何もキコエナカッタゾ」

「…お腹空いてるの?僕に構わず食べなよ」

「そうさせていただきます」

メロンパンで良いか

限定品は明日だな


「美味しそうに食べるよね」

「美味しいです。美味美味」


グーギュルルルル

「……白澤さん今何か聞こえませんでした?」

「え、えええと」

こたつから出て土下座の体勢になる白澤さん

「ちょっと!人間ごときに土下座なんでやめてください!!してはいけません!!」

「ご飯を下さい!」


はて、この人はまた何を言っているのでしょうか


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