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天地無用【鬼灯の冷徹】

第1章 天→地


体が痛い

私、あのまま寝たんだ

絶対目腫れてるね

お腹すいた

「…はぁ、起きなきゃ」

「やっとお目覚め?僕待ってたよ〜、君直ぐ寝ちゃうんだから!ちゃんと起きてるって言ったのにね〜」

私に兄弟は居ません。父も居ません。彼氏なんて居るわけない。
誰?!ふ、不法進入!け、警察呼ばなきゃ!

「は、は、じ、、だ、い!」

しまった!寝起きで声が出ない!

「ちょ、君大丈夫?!って、うわぁあ!」

私の顔を見て飛び起きる人

「君誰!?!?」

「お前こそ!!!」

あ、声出た

「け、警察呼びます!そこ、絶対に動かないで下さい!」

「待って待って!それは駄目!ていうか、不法進入てここは僕の家…じゃ、ない?」

周りを見渡して目をぱちくりさせる彼
当たり前だ

「ここは私の家!け、携帯!警察!」

「待って待って、!」

私の手から携帯を奪い取る

僕にも事情があるんだとか何とか

その事情とやらを、聞いて欲しいとか

聞いてやるよ!変な言い訳に過ぎないんだから!

「実は、僕モテるんだよね」

「警察呼びましょう」

「待って待って!」

何だ、モテるって
モテたら不法進入も、女の横で寝るのも良いってことか!

「真面目に話て下さい!」

「わ、クッション投げないで!…真面目だよ、真面目に話してる」

本当に真面目らしい。

"モテるんだ"から少々話が長い

「つまり、自分は"モテる"から女の子と寝てたんだけど、気付いたら知らない女がいて、知らない部屋、さらに君は神様」

「そうそう!森羅万象を知る吉兆の印の神獣ってね」

「厨二発言お疲れ様でした!!警察行きましょう?」

「信じてくれないんだね」

「信じられません」

「はあ〜、仕方ない、本当は凄い嫌なんだけど、信じてもらうためにはこれしかない、か」

ブツブツ独り言を言い始めた
え、なんか心配になって来たぞ

「よし!!」

「.な、何ですかいきなり」

「よーく見ててね」

あ、はい。見ます
よく見るとこの人背高いわ、180あるんじゃ…?


ボン

もくもくと白い煙に覆われたかと思うと、そこに現れたのは

「3つ目…牛…?え?未確認生物でしたか!」

「何でそうなるの!」

喋った

「僕だよ、白澤、これが僕の本来の姿!」

その姿だと、女の子と遊べないから変化するとのこと

女好きめ!
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