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永遠の彼岸花

第2章 傷痕


私が産まれて早くも5年がたった時の事
私は父と遊んでいて、木登りをしていた時
木から落ちたのだが、その時付いたであろう傷痕を眺めているとあることを思い出した
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『...ったいな、もう!』
神だった私は林檎を食べたくなりついそこにあった林檎の木を登り始め林檎をむりし取った後乗っていた枝が根元から折れてしまい、地面に落ちた
その時腕を切った時に切れた服がどんどん赤くなっていく、それを仰向けのまま見てつい叫んだ後
師匠...シセルの呆れが顔が目に入った。
『お前という奴は...もっと女らしくしろとあれほど言ったはずなのに...』
寝そべっている私にそう言う
『(それって、師匠が女々しいだけじゃね?ていうか)師匠、お母さんみたいだね』
言った後しまったと思いゆっくりと口を手で覆う
『お前みたいな娘は要らん』
『(あ、お母さんみたいということはスルーなんだ)』
そう思っていると目の前に手がありセシルの顔を見ると、呆れながらも微笑み
『仕事に行くぞ』
と言った。

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『...!真依!真依大丈夫か!?』
ハッと我に返り声のした方向を見ると、父が不安そうな顔でこちらを見ていた
『お父さん...私は、大丈夫だよ
それより、お父さんこそ大丈夫?』
そういうと父はハハっと恥ずかしそうに笑い
『娘に心配されるとはな』
と言って私の頭をそっと撫でた
『真依...帰ろうか』
あの時と同じように差し出された手
私はその手を取り家へ帰った
その後私の傷を見た母が血相を変えて慌ただしく走った後、すぐに手当てをしてくれた。
そして、父がこっぴどく叱られていて
その父はまるで飼い主に叱られてしょんぼりしている犬のようだった
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